おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

許し

生きていかねば

ならぬのか

希望を歌う者

義務を説く者

多々あれど

誰一人として

許しを口にはしてくれぬ

 

望まれた命でもないのに

つづけてゆくのは拷問か

果ては世界も宇宙も

憎むことになるくらいなら

誰か許してはくれないか

 

高らかに歌う者

喜びに浸る者

決して相容れない

彼方側の世界

 

もう眩しくも

ないもん、ね

 

あぁ急に幼な子が

己の中から責めてくる

たとえ思考を掻き消しても

夢見の悪さで責めてくる

 

もう分かったから

生きねばならぬことは

ただ

ただに方法が

方法が途方も知れぬのよ