おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

生き間違えた場所だとて

拐かされてゆく者は

其れと分かっていないのだから

どれだけ沙汰にならず

消えているだろうか

 

この星に来たことから

そもそも間違っているとして

其れに此方も気づいて

故郷で誰かが求め呼んで

 

はじめて

また会えるのよ

どれくらいの確率かな

もう生きることより死ぬことより

気が遠くなる

 

また崩れ落ちるように

眠り貪り

其れが思案を止める術

唯一のね

 

そうやって助けてくれているのかも

弱く言うことちっとも聞かない

この身体を連れている