時たま意識が無くなりそうというよりは
いつでも薄ぼけているのよ
本当に一瞬くらい
此方に戻ってきて
現実や人生というものに怯える
幾つもの波を越え進んでゆく人たちは
いったいどんな意識なのかしら
いつでも気になるけれど
話もしてみたいけれど
思いの丈や思考の様は
見えないものよね
簡単に哲学と名づけたり
其処らの本を寄越したり
いいのよ 親切には礼を言うわ
けれど きっと違う感覚で生きているのよ
驕り高ぶりと
若気の引き摺りと
幾らでも罵声は自分でも思いつく
だけどね 違うの
少しばかり語らせて
夕日にも溶けない
私の憂鬱は
ゆらり帰り着いても
ほどけない鬱屈は
後ろ指さされることも何ともないくらい
私だけのものよ
それと小さな soulmates
大事に大事に持っておくのよ
ほらもう気づいたら
正しい暮らしは
日に起き月に眠ることでしょうけど
もう宵ね
思案に耽っても
何の咎めもない刻ね