おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

駄則

明るいことを言わないといけないなって、

せっかくウザったいくらい東向きの部屋にいるんだからって

 

太陽と一緒に寝起きすることが一番いいと

本に書いてあったのだけど

なんだか気乗りしないや

すぐ逆張りする癖が出ただけかな

 

たとえばソウルメイトに会えたら

変わってくるのかな

僕ら暗がりにいようって慰め合ったり

ちょっと光のほうへ行こうって励まし合ったり

 

そんなことを考えていると

絵本の中にいるような

それも、だいぶ暗い絵本ね

迷いこんで楽しくなっちゃうならいいな

意識のないまま死ねるかな

 

それでもアリスのような可愛げはないし

フリフリの服も持ってない

向き合う日常と夢見の隙間が大きすぎるんだ

それを冷静に分析するのも醒めてくる

 

メロディーが暗いんだよって

明るいのを聞けば直るよって

言ってた人がいたなぁ

そんなわけないじゃんってバカにして

呑気な人が悪にも思えた

 

あとは諦めてゆくだけの

消化試合になりかけているけれど

まだ早いってたまに思う

それは決まって日光を浴びた時で

 

諦めるほうが早いのに

さぁまだ長いんだからせめて明るいほうへ向けと

責めたてられてる気がするなぁ

捻くれすぎかな

もうそれでいいけど