裏の川で冷やしておいた
西瓜そろそろいいんじゃない
擦りむいて泣いた子の帰るころ
日も西へ行く途にあって
静まるまではもう少し
昔ね 住んでた街に比べれば
随分と遅く感じる一刻
夕ごはんも
ちゃんと入るように
食べすぎなさんな
でもきっと
好きにできる刻も短い
3切れくらいは好きにしな
ほたる灯りは懐かしみ
恋しがる日も来るでしょう
でもねそれは大人の感傷
押しつけがましくは言わないわ
寝静まるまではもう少し
見守りも見守られもしながら
共に生きているだけでいい
朝ごはんも
仕度の仕甲斐
食べなくなった
誰かさんに倣って
反面教師よ
元気なら あとは好きにしな