おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夏刻

裏の川で冷やしておいた

西瓜そろそろいいんじゃない

擦りむいて泣いた子の帰るころ

日も西へ行く途にあって

 

静まるまではもう少し

昔ね 住んでた街に比べれば

随分と遅く感じる一刻

 

夕ごはんも

ちゃんと入るように

食べすぎなさんな

でもきっと

好きにできる刻も短い

3切れくらいは好きにしな

 

ほたる灯りは懐かしみ

恋しがる日も来るでしょう

でもねそれは大人の感傷

押しつけがましくは言わないわ

 

寝静まるまではもう少し

見守りも見守られもしながら

共に生きているだけでいい

 

朝ごはんも

仕度の仕甲斐

食べなくなった

誰かさんに倣って

反面教師よ

元気なら あとは好きにしな