おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

嫌悪も受諾も

苛立った日はもう何も手につかないでしょ

喉までこみ上げたけど

それ以上は上がらず居座る毒

 

赤いハート掲げた街

好きにすればいいわ

こちらから攻撃する気などないけど

馴染んでもいってやるものか

 

蹴散らしたい彼是が

人生を狂わす誰彼が

指先まで力を失くさせるのに

鉛のように重くもある

 

明日、明けたら揺り籠に

ゆらりゆらり居られないかしら

あまりに現実離れした妄想は

虚しくなるからやめておこ

 

静まった部屋

何の音楽でも流せる良き時代だけど

今聞くものはすべて嫌いになりそうよ

 

怒鳴り散らかす奴の下で

育ったものだから

そんな人間にだけはなるものか

じゃあ何処にどう吐けばいい

 

明日、待つまでもなく

ふらりふらり命消える可能性も

あるといいながら永らえる

悔しいくらい逞しい

 

ぐっとこみ上げる苦しさを

誰も彼も知らないでしょ

知っているかもしれないけど

是ほどではないはずよ

 

思い上がりも思いこみも

案外本当かもしれない

だってこんなに素直に体蝕まれる

心の落ち場もないのにね

 

苛立ったままでも

生きなければならないというなら

同じくその力も

与えてくれればいいのに