おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

不幸自慢の小唄の先は

私を追い出すように

追い落とすように

苦痛を以て新しい世界へ

 

誰だってそうでしょ

1人浸らないでと言うけれど

すすってる泥水の濃さが違うのと

言いたくもなる

 

風渡すように

命紡ぐように

綺麗な営みならいいのだけれど

悩みってものは

気色がよかった試しがないじゃない

 

不幸自慢は流行らないと言われても

そう生まれ付いた者だけが

知っていることも

あるのよ

 

私を追い出すように

追い落とすように

 

世間一般で言う

前進や成長とは違うけれど

新しい世界へ

苦痛を以て

進む者もあるのよ

 

不幸自慢の小唄の先へ

誰彼と知れない世界へ

人の上に立ったと

偉ぶるつもりなんて微塵もないの

 

追い落とすように

追い出されて

無理やりにでも

人生を進めるだけ