雨は仕様がないのだけれど
風まで吹いて強まって
面倒なんて思われたくないけど
蔑ろをそのままは許せない
電話のあと噎ぶくせに
強い言葉は使えない僕
あとで後悔する一番優しい時に
照準を合わせていないと
雨は色香さえ纏う
心と裏腹もいいところ
壊れた傘も
どこかへ放れずに
綺麗に持ち帰って
仕舞う君
胸に詰まった彼是を
晒しても伝わらないだろ
そっちが悪い
こっちが悪いの?
決めなければ済まないさが
間違った者にはなりたくないけれど
心に背いては息がつづかない
雨は遠くいつかは晴れる
そこでぼやかしが効かなくなるね
いっそ降って
誰も彼もが晴れ空望んでいるなんて
思わないで
雨は誰かの涙というなら
分かってくれる同志でしょ
間違っていたとしても
今一番そばにあるもの