枯れ花を湛えた海前の花時計は
止まったままね
それとも昔から?
車酔いで
楽しく燥ぐだけってわけには
愛したって
それが続かない限りは
あぁ面倒が増えるなら
七夕飾りも外しておいて
煩わしいだけになった
ベルは切っておいて
幸せって
自分の手で掴みにいかないとって言うのに
不幸せって
勝手に降ってくるのはどうして
映画や歌に描かれる
分かりやすい悲しみだけで
この世はできてないよって
叫びたくなってさ
海前の草はらになら
1人でも歩いて行けるもんね
記憶をたどるよりも
目の前の道を手繰り寄せるよう進むほうが
断然早い
それくらいには大人になったの