おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

遠きめろでぃに酔いしれる

異国の節が

じっと、にじり寄ってきて

気がついたら身に染みていたので

歌わずにはおれなかったのです

 

遠い気がしませんよ

なんと勇ましく

それでいてやわらかな

 

もう時計を止めてしまって

ずっと酔っていたいものです

 

歩いていても

寝ているときでさえ

ふらついてしまうことが

このごろ増えまして

 

もうこれからは

弱っていくばかりでしょうから

多少

音に酔ってふらふらしても

怒られない気がしませんか

 

異国からとはいえ

よく来てくれたものです

 

時計の針はもう止まってしまって

今まさに飲み干して

身体が彼の地に着いたようです