溺れてからその先が大事
ゆっくりと jazz のかかる店を出て
いつのまに
日は暮れ街も
にぎやかしを忘れて
大きな腕の中にたどりついた
思い描いた恋とはちがう
tell me 渚を駆けるような
熱さがここにあるなんて
溺れてしまった1つの身を
そっと掬ってね
押し迫るように命は過ぎる
だから美しいと人の言っても
惜しくてならない
熱く歌い続けた人が
疲れてひと眠り
その隣にいて
tell me 喉元に触れたら
愛おしくてならないなんて
優しく息をする1つの身を
そっと抱きしめるね