おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

待ち待ち夜泣き

涙堪えるのに慣れたら

次はどこへゆこう

いっそ泣き泣き

夜泣きの赤子

真似て暗闇に逃げようか

 

じわり足音はそこまで

この世を後にすることは

行くのではなく帰るのやも

 

そんなことを

思い思い

暮れて明けるのを

待ち待ち

 

誰称えるか鐘の音

全てまやかしの中にいて

それだけが確かだと言えるはずもなく

 

ぞわり死の時を知るのは

まさにその時に違いない

悟るよりも感じるだけ

 

そんなことを

思い思い

泣き止みまた泣き出すまで

待ち待ち