おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

まやかしネオンに堕ちた身は

まやかしネオンが痛く思えた

ポケットから出した手

擦り合わせて温めるよ

 

汚れた街のせいにしよ

こんなはずじゃなかった身を

今さら救いにきてだなんて

虫のいいことは言えないよ

 

日ごと冷えてゆくのはまだ

耐えられる気がするのにな

今この時に堕ちてゆく

露は思いは受け止めきれない

 

まだ弱い人間のまま

ただ飯食らうため

 

馬鹿騒ぎなんてかわいいもんだ

表通りは所詮

見える範囲の荒くれでしょ

 

傷つけた奴のせいにしよ

こんなはずじゃなかった今を

戻すなら壊すなら

幾ら考えても

叶わないよ

 

日ごと消えてゆく記憶ならば

愛でて掬って見送るけれど

今この時も湧き上がる

昨日のように明日のように

 

怯えるための日常か

それでも飯食らうため

 

まやかしネオンの馬鹿野郎

こんなはずじゃなかったのにな

 

日ごと冷えてゆくのはまだ

耐えられる気がするのにな

今この時に堕ちてゆく

露は思いは受け止めきれない

 

まだ弱い人間のまま

ただ飯食らうため