おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

赤い兆

信号は一度も

思い通りにならないがいい

急な冷えに

まみえない肌も

赤みを帯びたら病の兆し

 

自分が言われていなくても

思い上がりを諭すごと

嫌味も不運もついてくる

誰かが傷つく様を見る

 

明日には朽ちろ

指示も待たずに

袖を捲くり

愛されたはずの時間をすべて

 

まやかしの解読に

使うためさ