おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

街とあなたの声のせい

また意地っ張りは

あなたの声に嫌気がさす

ふりをする

 

癒されたいなんて

思ってないよ

 

カーテンを開けること

街に溶けず自分を持つこと

なんで偉いんだって

誰が決めたの

 

聞こえる声を

消えぬメロディーを

なぞって払うだけで精一杯だ

 

まだ籠りたがりは

あなたの声に縋ってみせる

ふりをする

 

救われないことが

救いになる

重症だよね

 

ただ風にさらされて

街の音にあなたを探すこと

いちばん尊いから

遠いものに見える

 

消えない声を

聞こえるメロディーを

数えて秘めるだけで精一杯だ