おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

異星に於ける生活

騒がしい木々の擦れと

市井のあれこれ

距離を置いて暮したい

山に籠るでもなく

気分だけそうなる贅沢な

 

いいとこ取りはできないんですよ

ちゃんと降りこむ律儀雨

便利をとって

すぐに何処にでも行ける場所は

仮住まいで

 

気づくのに何年かかって

気づいても抵抗し続ける

私だけに用意されないかしらって

どこの姫

勘違いしないように

 

今日も変な時間に寝て

怪しい時間に飛び起きる

 

じゃんけんに負けたくらいじゃ

死なない身体でよかったね

何に感謝しているの寝起きの

洗濯物に囲まれたピアノ

 

生まれ変わりは今生にないんですよ

またも教える律儀夢

蟠りって

薄まりはすれど消えることなど

風前の

 

狭い箱で何年足掻いて

狭い地球の所為にしたりも

分かってくれるのは宇宙人だけって

どこの姫

 

だけどそれは

まだ思ってる

 

騒がしい木々の擦れと

市井のあれこれ

埋もれるしか

心地よい坂道を帰りたいって

どこの姫

夢うつつ分けるように

 

今日も人より多く寝て

人より多く思案する