おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

なまいきざかりのうたうたい

星空のふりして迎えにくるの

身体やわらぐ時間に沿って

ついてかないよ

甘いにおいでも

もう正体はわかってるから

 

伊達に幾つも昔話を

仕入れ続けたわけじゃない

 

遠く飛び立つこと何度でも

美しいと憧れるように世はできて

私だって例に漏れず

闇夜に光を探すころ

 

あぁふしだらにメロディーは

すっと紡がれ飲みこんでゆくの

 

それも上等

立ち向かう気は

少し湧くかな

歌い人ですから

 

神さまの言葉に弱いみたいな

それは誰しも持ってるとして

俯かないよ

姿見えなくても

想像するように習ったから

 

伊達に何度もこころ上下を

身を持って感じたわけじゃない

 

祈り手結び

子等の手遊び

何が違うというのだろう

私だって

オクターブも届かない小ささで

挑みつづけた記憶

 

あぁ悔しくもメロディーは

ずっと降り注いでくるもの

 

天上人と

世を繋ぐには

力なき身でも

そこは歌い人ですから

 

あぁ苦しくもメロディーは

絶えず湧きでてくるもの

 

それも上等

立ち向かう気は

少し湧くかな

歌い人ですから

 

星空に背を

神に報いを

考えられる正しさとは逆の

 

それも上等

立ち向かうよ

そこは歌い人ですから