おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

七つ数えの子

七つ数えの

横断歩道

振り返りは無しにしな

 

軽く呼んではいけない神が

簡単に歌になったもんだ

 

子等は知らずと

口遊むのさ

どうせ知らぬと

甘く見なんな

 

七つ数えば

渡ってよしの

然し身の確かはどこにも

 

甘く菓で誘う積りの神が

引き戻してくるに負けるな

 

子等は見向きも

せず立ち退る

かと思えば

駆け行くもあり

 

七つ数えが

いちばんの橋だ

あちらと繋がる危ない齢だ

 

確と手握り

離しなさんな

来い来いに泣き

汲まれぬよにな