おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

捨て場のない爆弾

捨て場のない爆弾をいつまでも

理解あるように見えてきた世にぼかされる

 

柵から解放されたいなら

己1人で身を立てる力が必要

 

暦だけ律儀

日捲りの空しさ

愈愈孤独どころではなくなって

暮らし向きの雑事に追われる

 

愛に酔ったふりなら僕にもできるけれど

どうせ刹那の出来事

 

人の誕生日を覚える癖

抜けない間にきっとあの人も逝く

仕様がないと思っている

 

捨て場のない爆弾があるかぎりは

綺麗な生活は望めないのだから