おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

月を誰が奪った

女泣かせの月の唄

誰も彼もと愛せない

雨の滲む音のして

宵は眠りを呼ぶばかり

 

女泣けども便り無し

昔噺のようでなし

帰りついた隣人の

音だけ響く宵の壁

 

女泣くなら1人きり

誰が奪った愛の唄

宵に託け実を漁る

影ばかり見える地からの月