おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

彼の誕生日

彼の誕生日は

なぜか夏はじめだと勘違いしていて

伝えられないぶん

おめでとうと思いを馳せていたもの

 

彼の誕生日は

本当は冬の真中で

そのころから夢うつつが妖しくなってきたかもね

 

彼の姿かたちは

本当に美しくて

恋を知らなかった私の鼓動から掴んできた

 

彼の姿かたちは

見えなくなっても目に浮かんで

これが囚われると云うこと

本当に居たかどうかにかかわらず