おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

たしかに来る波

誰に言われたわけでもなく

勝手に不安が押し寄せて

波のように引いてゆく

 

元々が酔うようにできている

 

海町育ちは

何の役にも立たないさ

 

ふらふらしているのが

普通のことだからさ

狂ったとか

弱ったとか

気づくわけないさ

 

生きているという実感は

生涯いちども手にしないのに

 

不安だけは押し寄せて

波のように引いてゆく