おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

僕が消えるから

打ち置かれた彼女を

さらに沈めるように

蹴り落とす奴がいた

 

殺してやろうかと思った

 

暴言も気まずさも比ではないほど

暴力は痛いものだと

身体の大きい奴には

力の強い奴には

分からないだろう

 

僕が泣くと

あの煩い餓鬼を黙らせろと

さらに彼女が殴られた

 

もう止めてくれ

止めきれないほど

知能が低いのならば

 

この世に生まれてきた詫びに

僕が消えるから

 

念じれば

たとえそのとき思い留まったとしても

何年でも何十年でも残る