おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

皆と同じように

名前で呼んでいいのか

分からなかったから

 

なるたけ関わらないように

話すにしても名を呼ばないように

気にしていた

 

彼も同じように

私の名は呼ばなかった

似た感覚でいるのだと

予想だけれど思った

 

潔癖も厭世も

仲間には変わりないからね

 

お互い嫌っていなくても

説明もしたくないこと

幾つかあるからね

 

もしもの世界では

普通に

話したかった気もするけれど

もういいかな

 

階段を上る時に

少し思い出すだけ