おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

交差

幾つも名のついた病は居るけれど

思い切れないのよ

ダメね

どれにも寄り掛かれない

 

1人の部屋に酔い

いつの間に本当の

孤独を受け入れた?

 

彼の言うように

幾つになっても

物を知らない娘のような

 

恥じらいも置いてきたもの

頭だけ働かせながら

 

同じビルから出て

違う道帰る人

どうかこのまま交わらずに

やり直せるなら初めから

 

この記憶を持って、ね

それは無理だと分かっていて

縋りたくもなるものよ

 

幾つも名のついた病は居るけれど

寄り掛かれないのよ

娘っ子でいさせてね