幾つも名のついた病は居るけれど
思い切れないのよ
ダメね
どれにも寄り掛かれない
1人の部屋に酔い
いつの間に本当の
孤独を受け入れた?
彼の言うように
幾つになっても
物を知らない娘のような
恥じらいも置いてきたもの
頭だけ働かせながら
同じビルから出て
違う道帰る人
どうかこのまま交わらずに
やり直せるなら初めから
この記憶を持って、ね
それは無理だと分かっていて
縋りたくもなるものよ
幾つも名のついた病は居るけれど
寄り掛かれないのよ
娘っ子でいさせてね