おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

なかまはずれの秋祭り

眠り起きに難のある窓際

何の所為かも知れぬ生まれ育ち

人は飯食い言葉を交わす

後れを取った気になる秋は

 

もう暮れたも同然だ

大人びた所為の青春が

放棄されたまま

行こう死する迄

 

のらりくらりの少年が

道端に斃れたとて

食か身体かの云うこと聞かなさ

そうやって片づけられるが

 

取るに足らない慟哭

物語にするまでもない生まれ育ち

街は旗吊り祭りの兆し

場違いは去るべき

 

もう暮れた命に今更

求めるのか意味を

大人げない気がして

振り返ることもできなかった

 

仲間はずれの口窄めさ