おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

記憶をあるいてる

バス停

ひとつとばしのゆううつ

どうせ置いてかれる

蹴った石ころ

思わぬほうに飛んでって

 

涙目

知られたくないなら

ひとり歩き

どうしても袖つかみたいなら

ほかの恥ずかしさはがまんだ

 

ノートに書きなぐったグチが

晴れはしないけれど

薄まる空

 

せまい世界にいることは

気づいているけど

つづく緑

 

どれだけあがいても

なげき散らかしても

かてない海

 

明日には

歩きつかれて忘れないかな

記憶にのこることが

うつくしいように歌う歌が多くて

やんなっちゃうな

 

わすれさせて

今日のおさなさ

いじけた下向きの子

明日にはすこし

ましになってみせるさ

 

どうしたって

しみついたゆううつ

ちっさなからだで

行けるだけあるこ