おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

春の有耶無耶

背は熱を帯びて

何時失ってもおかしくない気

1人だろうと街中だろうと

昼日中に倒れるわけには

 

そんな際を

何度経験しても

堪えても堪えても

 

誰も知らない物語さ

虚し弱しの

1人語りさ

 

弱き者は散れというなら

生まれ落ちた時からの荷物だろう

ぽいと捨てることも

手を取って支えることも

無かった境遇を恨もうか

 

どうせ春の日が押し寄せて

風に気に感ずるところあり

自ら有耶無耶にするのさ