おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

終走

物に命が宿るというのを

幼いころに見聞きした所為で

古い写真を破り捨てること

できずにいる

 

捗らない整理整頓

それなりに慣れた部屋

もう明日には

消えてもおかしくない命と

 

世の中が

そう唱える前から

気づいていたの

偉ぶりたいわけではなくて

 

物心ついたときから

そう教えられずとも

怯えていたの

だからこその0か100