おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

ゆるやかなリズム

紅茶を注ぐとき

すっと上がる

湯気が好きで

埋もれていたくなる

 

明日にはもういなくなる人に

ラブレター渡すような無邪気が

 

あぁ

少し残っていて

よかったな

こそばゆいけれど

 

紅茶の冷めどきが

読めないな

時間置きすぎて

しょんぼりするわ

 

こんな調子で

なんだってうまくは

いかないままで

暮らせそうよ

 

あぁ

もう日が翳ってきて

よかったね

少しでも話ができて

 

一方的なくせに

問いかける

返事は何年あとでもいいわ

 

ラララ

ララララ

これ見よがしに

好きをしたためる女じゃないわ

 

紅茶を飲み終えて

すっと立ち上がる

そうね

ひとりで暮らしゆくなら