おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

いつかの踊り場で

教室抜け出した
気の強い寂しがりが2人
もう青春とは遠い
屋上行きの踊り場で

泣いたりはしなかったな
機嫌良くもなかったけど
好きな本と
お気に入りのノート
やり過ごすには十分の

恋や愛なんかじゃなくても
同じ時間は築けること
チャイムにも気づかないくらい
じっとしてたよね

泣いたりもしたかったな
家と教室に居場所がないと
終わりのような町だった
なんとか隙間にすがりついた

示し合わせてもいないのに
屋上行きの踊り場で

恋や愛なんかじゃないけど
同じ時間に居られたこと
卒業して何年経っても
淡く思い出すようにできて