おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

季節しらべ

雪は溶けるまでに

先行く季節が必要

追われ縋り負い

風待ちまた営む

 

優しい人ほど言葉少なに

去って行くものだから

今も来世も無いわ

在りとて見えないわ

 

ねぇ

後を追ってもいいかしら

行きしなに美味しいものでも

しかし持ち込めるものかしら

 

あぁ

春の積りが

いつの間に蒸し

耐えてゆくまでの数え

 

貴方の背を見たらまた

心持ちも変わるものかしら