おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

葉っぱのゆくえ

目が覚めたら

生まれた国とは違っていて

どんな旅だったか

辿ってみたのだけれど

記憶というものが

朧気で不安だなぁ

 

子猫に咥えられて

また放たれて

薄ピンクの花びらが散る

その中に紛れたことも

ありました

 

生まれ変わるなら

風の中

そう歌う人がいました

 

本当に今いる

風の中

心地いいものではあるけれど

 

行方を知れぬという点で

穏やかとはいかないのです