さよなら さよなら お月さま
機嫌よく生きてゆけるなら
供えに見上げに弾みましょ
まんまる ぼやり照らすお月さま
今朝はね
飛び起きて時計勘違い
また眠るのも気後れ
間違い探しに暮れたなら
ようこそ 僕らのお月さま
まるで受け入れるような顔してるけど
そうそう小さな唯の人間です
さよなら言うまで待っててね
上手く言えたこともないからさ
供えに手を付けて叩かれる
そこまでお決まりの宵でした
さよなら さよなら
もう大きな ぼんやり光の届く先
どこまでも追われる気がしても
ただただこちらが其処彼処
動き回っているだけで
静かに居続けるお月さま
さよなら さよなら お月さま