2021-09-15 陥落 音楽 歌詞 ふうか 落ちた城は 人の興味が逸れてゆくまで速い 秋初めにぐんぐんと雲は流れてゆき 心情も追いつかぬに似て あぁ空蝉の声もせぬなと気づくのは 人に言われるか 次の季節の冷えが来て もう居なくなってからのこと 朽ちてゆく城壁 手を触れることも許されぬなら 其処此処にある色恋よりも 近からぬものであろう 忘れぬように忘れぬようにと 唱えるうち その事に力を使い 眠り落ちてゆくばかりだ