落ちた城は 人の興味が逸れてゆくまで速い 秋初めにぐんぐんと雲は流れてゆき 心情も追いつかぬに似て あぁ空蝉の声もせぬなと気づくのは 人に言われるか 次の季節の冷えが来て もう居なくなってからのこと 朽ちてゆく城壁 手を触れることも許されぬなら 其…
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