present
今というものは
そのまま贈り物だと
さして親しくもない教師が
去り際に言っていた
言葉だけ残った
辛い子ども心には
未来を想像することでしか
しがない大人の毎日は
過去を懐かしむことでしか
乗り切れないものなのに
今を生きろと歌ううた
大嫌いよ
そうできる人が
そうしていればいいじゃない
life
命というものは
望んだわけでもないのに
受動態で与えられたの
まるで有難いことのように
教えられた
辛い子ども心には
命は大切と説くよりも
あなたが大切ということが
大事だと
これも誰かの受け売り
やりきれない毎日の
生活を積み重ねれば
自ずと出来ていく人生
こんなはずじゃなかったの
繰り返しよ
言葉の狭間にあるものを
見つけた時の喜びや
難癖付けたい性悪が
なんとか保たせる
私のpresent life