おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

愛と十字

あなたに手を引かれて行った

朝の扉 重く開いた

讃美は残る

旋律だけだ

ひとつも覚えきれぬ余所の言葉

 

祈りの格好だけとったのよ

ひとりになってもいいように

愛はそう こんな形でも

残せるのね

時越えて知る

 

背に手を当てて慰めてくれたことと

大事に仕舞ってくれていた

十字を合わせ

私なりに解釈すれば

愛となる

 

季に惑わされず鳴る鐘よ