おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

参り

眠れないわけでもないのに

刻一刻と丑の刻

待てど暮らせど来ぬ迎え

果たして此処に居ろという

静かな便り?

 

存外暮らし慣れた所為で

また行き処が分からなくなってゆくというのに

 

古い節に乗せて

呪いとも経ともつかぬを

唱える唱える

 

大事はないか

苦しゅうないか

 

眠れないわけでもないのに

其方の気が戻るまでは

唱えつづける所存