おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

天よりの伝手雨

不意に土砂降り

そんな振りをして

本当は分かってて図ってて

そうでしょ

 

問いかけるには

そちらへ行くしか

術がないのが

憎いとこ

 

ひとりぼっちに

落したからには

偶には便りでもくれたらな

 

伝手が雨ざらししかできないの

上手く加減もできないの

全くもって不器用なのに

いちばん天にいるなんて

 

こちらで名づけることばかり

返事もなければ

正しさも知れない

 

思い違いも生まれるでしょう

だから争いの絶えない地に

なったのよ

 

ひとりぼっちを

耐え抜いたなら

楽園の保証があるのかな

 

どうせ雨ざらしの心だもの

穢くも狡くもなってやる

見ていてくれる

問いかけた先

いちばん天にいるなんて