ひとしきり降り注げば
雨も落ち着くだろう
誰の仕業
言わずもがな
移りゆく季節の気配して
買ってもらったばかりの
お気に入り長靴で
ルンと少女
水たまり踏めば
呼ばれるように太陽が
道は覚えた
迷っても声を上げると習った
大丈夫
めぐるものよ
あぁ愛しき
水玉模様の夏が来る
また空に還ったのね
５時の鐘鳴れば帰ろうね
町の営み
暇つぶしも
移りゆく季節の中にいて
閉じた傘から零れる露
ひとりぼっちはもう終わり
ルンとはずむ
明日を待ちましょ
一度沈んでも昇る月日
人はあたたか
怖くても探せば出会える
大丈夫
めぐるものよ
あぁ愛しき
水玉模様の夏が来る
