おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

花葬風月

愛していると最後まで

言えなかったの

後悔は何処にも無いから

追い立てないで

 

雨のち晴れじゃなくたって

生きていけるわ

 

1人で不幸を食むくらいなら

いっそ皆でと思うのも道理じゃない?

いつからこんな人間になってしまったの

あなたの所為にしたくても

影も形もなくなって

 

申し訳程度の花を供え

手も合わせずに

風に散らす 

今日はいい日和

 

ごめんなさいも最後まで

言えなかったの

習ってもいないからって

今さら押しつけてみる

 

曇り続きの空だって

月は居るでしょう

 

傷つけられて寝入るなら

いっそ仇をと思うのも道理じゃない?

いつかは真人間とやらになれるの

あなたは石に片足突っ込んで

聞いてもくれないんだもの

 

申し開きのつもり

花を供え

月も見え照らす

生憎いい日和