おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

駄文

季節のせい、気圧のせい、

何々の所為という物言いを見るにつけ

あぁそうね、分かるよという感覚と同時に

 

こちとら、その界隈の常連ですから

なんならプロを名乗りたいくらいですから

いつでもかつでも何々かのせいで

生きていくのが難儀なもので

 

1周回って平気というか

平気の平左じゃないけれど

特段、今日が雨だから風だからと

狼狽える気力もなくてよ

 

そう云えば引っ越し病もそうね

何処にいても生きていける強さじゃなくて

何処にいたって生きにくい軟弱が

私を何処にでも連れて行くのね

 

諦めのように

日は押し進められてゆくの

 

日の昇り沈みに

月のめぐりに

星の廻りに

魂の伝えに

 

そうして神秘なものだけにとどまらず

僻地の閉塞

原始より続く海山

息のできぬ家

過敏な子

車にも船にも人にも酔い

記憶は抽んでる

 

歌は溢れ

処理できぬまで

 

今更何の所為というまでもなく

難儀な世よ

愚痴の1つくらい留めさせておくれ