おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

夕のめぐりに、逆らうこと勿れ

正しい生活は

望めば遠ざかってゆく

デジタルに侵されたくないけれど

置いてけぼりは嫌で

 

また知らぬ間に

肌を傷つけていた

少し赤くなって

きちんと細胞があると示す

 

あぁ今夕もまた

どうせ音もなく訪れる

そうやって

死ぬことにすら気づかずに

死んでゆくのが落ちでしょうね

 

指先の皮を剝く

悪い癖が抜けないのが証拠

まだまだ青い季節を

1人でなぞっているでしょう?

 

虚しくもなるけれど

貴いと独り善がりに思う

空は朱を迎え

素直に暮れていった

 

あぁ明夕もまた

何の気なしを装って

確実に

巡るだけめぐって

私を取りこぼしてゆくでしょうね