泣き真似した帰りみち
自分から傷つくならいいでしょ
少し触れた手をはらう
こんな日が来るなんてな
降ってわいたように
不幸が来るように
幸せも舞うものね
クリスマスはまだ遠い
さみしくても平気
あたたかな灯りの待つ
そんな家は物語の中に
閉じこもってていいよ
石ころ蹴った帰りみち
優しい人ほど遠ざけてきた
昔もらった手紙を捨てる
だけど思い出すなんてな
雲が流れてゆくように
時間がたつように
痛みも溶けるのなら
クリスマスを待ってても
揺り起こしても平気
誰も待たない狭い部屋に
灯りをともす物語
その中にいたっていいよ
嫌われてるような気分は
ついて離れない
血のように流れる
クリスマスが近づけば
煌びやかになる街
舌打ちしても泣いちゃっても
大好きな The First Noel だけは
嬉しくって
半端なままで
泣き真似して
どっちつかずを
どっちにでも転べるように
歩いてみていいじゃない
その代償に躓いても
さみしくても平気