おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

止まない雨がないとして

泣いてしまったから

もう戻れないね

みんな忘れてくれるわけでもないし

ただ手を掛けて引けばいいドアが

重い錘のように思えて

 

ぐっと息をのんだ

 

あぁきれいな場所から

やり直せないかな

 

取り敢えず意味は置いておいて

髪を一度解いてきびる

 

誰の罵声も聞こえない代わり

背をそっと押してくれるものもなく

 

あぁきれいなことだけ

覚えてもらないかな

 

涙の数だけ前を向けるは

後から後から知ることで

今この時の遣り過しかたが

何よりなにより知りたいのに

 

止まない雨がないとして

今降る雨にどう打たれよう