おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

虚ろうつろに還りつく

死が近づいたような思い違いをして

帰りの電車

倒れそうな身をぐっと支えていた

 

もたれかかれるものがあるとすれば

見知らぬ人か

冷たいドアの端

 

死がそこにいるような思い違いをして

 

それこそ思い込みだ

いつどーなったって知れない

それは居なくなることも含まれていて

 

泣かないようにしたけれど

降りたら時計も見えぬ湖

 

ふらついてでも歩かなきゃ