おとのは ことのは

詩と曲を書いています。

風が呼ぶなら

夕焼けと暗い雲

小さな部屋にも映り込んだ

夏はもう行ったんだね

 

感傷なんて遠い昔に置いてきたのに

風、風が

 

呼ぶなら行こうか

逆さにもなった縁が

狂わせる今日

幻と切り捨て鬱ぐには

少し過ぎるわ

肌に付く

風、風が

 

しっとりと覆う雲

来るなら来なれ

いきなりの覚悟も起きよう

秋の香に

 

感情なんて持たぬつもりが

降って降るでしょう

風、風が

 

誘いまどろむ

裏切りもしながら愛でる

神の意気地が

まやかしと決めつけ屠るには

またも過ぎるわ

肌に染む

風、風が

 

呼ぶなら遠く

手紙の1つでも

行った傍から諦める

そういうものではなかったね

 

呼ぶなら行こうか

風、風が