急な階段の先
古びた校舎が待つ
幾つもは一緒に過ごせない
知っていたから季節が
いとおしくて
いとおしくて
ねぇただ日が傾くだけで
泣きだしそうよ
かえりみちは手を繋いで
離れるまでは側にいよう
当たり前のことを口にして
好きの代わりにした
また散る雪よ
桜よもうすぐ
待っていたバスはゆらゆらり
海のにおいが近づいて
別れ別れの時もくる
見送るならドアが閉まって
いとおしくて
いとおしくて
ねぇ離れたそばから
思い出しそうよ
待っていれば昇る日も
時をすごせば見えなくなるも
同じことと言い聞かせて
思い出に閉じこめた
またくる冬よ
木漏れ日よもうすぐ