誰かに伝わる言葉があると
信じて疑わなかった
誰にも届かぬ海の向こうで
じっと見ていた遠い岸
泣いてしまえばそれだけで
流れ落ちてしまうのを
ぐっと堪える性分は
このためにあった気がして
1つ1つ
紡いで届けます
不格好なままの青春
笑われる怖さより先
生きていてよかったが敵う日が
来るとは
来るとは
あぁ波は穏やかに
いつか荒れ狂った日をも
飲むように穏やかに
誰かに伝わる言葉があると
信じて疑わない今も
笑われる怖さより先
生きていてよかったが
こんなに染みいる日が
来るとは
波前に立ち
堪えた涙がここで生きてくるとは
思い押し込める性分が
今生きているということを